旅行記

北海道釧路で阿寒湖温泉と特急スーパーおおぞらで駅弁釧路漁礁

8月24日(土)~25日(日)に釧路方面へ食べ歩きのツアーを計画しました

24日の朝一番の飛行機で釧路空港へ行き、釧路空港よりレンタカーでオンネトー・阿寒湖方面をまわり釧路駅でレンタカーを返却、釧路市内の神社(釧路厳島神社と鳥取神社)をまわり、釧路のグルメ、特にサンマを食べる事をメインとしています

8月20日頃から北海道内のニュースで賑わしているサンマ不漁の残念なニュースを聞いて不安な中、丘珠空港に到着したのは7:00過ぎでした

どんよりとした空の丘珠空港

まず朝食は丘珠空港内の2Fにあるレストラン、丘珠キッチンで朝カレーを頂きます、札幌市内で採れる玉ねぎの札幌黄(特に丘珠周辺で収穫されている玉ねぎです)を使用したカレーです。辛くはなく、玉ねぎの甘みを感じるカレーでした

丘珠キッチン(定休日:無 営業時間 7:00~17:00)丘珠カレー700円

朝からカレーでおなかを満たした後、保安検査場を通って狭~い待機所で待っていると、7:50頃にようやく機内に案内されました

丘珠空港の好きなところは空港のエプロンから飛行機まで徒歩で歩いていけるところですね(雪や雨の時は嫌ですが・・・)最近は他の空港でもLCCに乗れば歩けるところがけっこうありますよね

サーブ340B ちいさい!
飛行機のタラップで機内に入ります

機内は左側1席+右側2席が12列あるレイアウトとなっており、頭上のトランクは右側にしかありません、非常に小さな飛行機です

飛行時間は約45分なので少しの辛抱です(座席の幅や前後間隔は他の飛行機とそう変わらないのでよいのですが、圧迫感はあります)

離陸直後の札幌市内の風景

離陸直後に本日は気流の影響で揺れる事が予想されますとのアナウンスで身構えましたが、ほぼ揺れる事もなく雲の上まで飛ぶときれいな青空が広がっていました

着陸までほとんど揺れる事もなく快適な空の旅でした

釧路空港でもエプロンの上を徒歩で歩いて行きました

釧路空港からはレンタカーを借りて阿寒湖方面のオンネトーの近くにある野中温泉に向かいます。ここの温泉の湯がすごく良いと聞いているので楽しみにしていました

現地に来ると既に硫黄の香りがすごい!入浴料を支払ってタオルも購入しました

中には5名ほどの先客がおり、洗い場はありません、皆かけ湯をして湯船につかっていました。内湯に大きめの湯船が1つと露天風呂が1つであり、内湯は硫黄の香りがたちこめており、窓は全開となっています、湯船につかるとピリピリとして、気持ちのよい風呂でした

野中温泉 別館(定休日:無 営業時間 9:00~20:00)350円
販売タオル200円

温泉からあがり、すぐ近所にあるオンネトーまでドライブをしましたが、あいにくの天気でオンネトーからの景色はフツーでした。晴れていればすごく綺麗なブルーの湖?なんだそうです

オンネトーを後にし、次の目的地である阿寒湖へ向かいます、阿寒湖を目指すうちに晴れ間が見えてきて、阿寒湖に到着するとちょうど綺麗な青空が見えました(阿寒岳の頂上は雲にかくれていましたが・・・)

阿寒湖を満喫した後は阿寒岳神社を参拝しました、社務所らしき場所に人の気配はなく、賽銭箱の近くに置き御朱印がありました

阿寒岳神社 置き御朱印あり

阿寒岳神社のすぐ近くに公衆浴場の温泉まりも湯があり、汗を流します(さきほど野中温泉に入ったばかりですが・・・)

まりも湯(定休日:無 営業時間:9:00~22:00)440円

入り口でおかあさんに入浴料を支払い、タオルも購入しました。お客さんいないからゆっくりと入っておいでと言われ、ゆっくりとするつもりでしたが・・・熱っ!!湯船は結構熱めのお湯でだいぶ頑張りましたがすぐにあがってしまいました

レトロな温泉
販売タオル250円

まりも温泉を出た後は阿寒湖アイヌコタンなどを散策しました。先ほど温泉に入ったために汗がとまりません、気温は高くないのに私だけ汗びっしょりで恥ずかしい・・・

昨日は雨ですごく寒かったのだとお土産屋さんのおばちゃんが言っていました

阿寒湖アイヌコタン
お土産に購入したムックリ700円、楽器のようなおもちゃのようなものです

阿寒湖を散策したあとはレンタカーで1時間ほどで釧路市内に到着。釧路市内に入るとまず、釧路厳嶋神社を参拝しました

釧路厳島神社 御朱印500円
JR釧路駅

釧路厳島神社を参拝した後は釧路駅まで行き、ここで今日お世話になった日産レンタカーのマーチとはお別れです

日産レンタカーのマーチ 9:00~15:00で3510円と安かった

レンタカーを返した後、本日の宿である東横イン釧路十字街に行きチェックインします。今回は宿が取れなくてインターネットカフェに泊まるつもりにしていましたが、日韓の情勢でのボイコットジャパンの影響なのか、3日前に宿をチェックしたらラッキーにも東横インに空室が出ていました

釧路の夕日は世界三大夕日なんだそうですが、今日はあいにくの曇り、ぜんぜん夕日じゃないのですが、とりあえず写真におさめました

幣舞橋からの夕日ではなく昼間の風景

市内を散策した後はのどが渇いて来たので、人気店の居酒屋ちゃりんこでサンマはいるかなーと期待をこめてメニューを見渡したのですが、サンマはここには居なく、残念でしたがつぶ煮と八角の刺身と鯨の刺身(商業捕鯨が始まったので鯨がおいしい!)をいただきました

ちゃりんこ(定休日:不定 営業時間:17:30~22:30)
八角の刺身

サンマがいなかったので、次の店に行きます。次は炉端焼きです、釧路には炉端の有名店があるので、店に行って見たのですが、本日は予約でいっぱいですとの事

なので、以前会社の知り合いの人がおいしいと言っていた、ろばた鱗に行ってみました

店内に入ってみるとほぼ満席状態、かろうじて空いている席に座りメニューを見てみたのですが、サンマはおらず、残念でしたが釧路のお酒である福司とホッキ貝を注文しました。大きな貝殻に肉厚の身が炭で炙られて、福司がすすみました

鱗(定休日:日祝 営業時間:17:00~22:00)
釧路名物の炉端焼き

だいぶおなかが膨れてきたのですが、今回の旅のメインであるサンマをまだ食べていません、次の店を探していたのですが・・・釧路でザンギ(鳥の唐揚げ)の超有名店、鳥松の前を通った所、満席だった店内からお客さんが大量に出てたので、吸い込まれる様に店内に入ってしまいました・・・

鳥松(定休日:日 営業時間 17:00~0:30)

ザンギ専門店の店内にサンマはもちろんありませんが、ビールとザンギと骨なしザンギを注文しあっと言う間に全部たいらげ鳥松を後にしました

ザンギ580円と骨なしザンギ690円

残念ながらもうおなかいっぱいとなってしまい、釧路川の幣舞橋上でひんやりとした風を受けながら、酔いを醒ましてホテルへ帰る決心をしました

幣舞橋からの景色

釧路川の岸壁で炉端もやっており大勢のお客さんで賑わっていましたが、一人で入る勇気もなく、おなかもいっぱいなので素通りしてしまいました

岸壁炉ばた

ホテル東横インに到着し、ふと東横インの隣にあった居酒屋まるとも水産のメニューみると、サンマって書いてる・・・まあ新サンマではないんでしょうが、とりあえずサンマを食べに来たのだからと言い聞かせる様に店内へ入って見ることにしました

まるとも水産(定休日:不定 営業時間:17:00~23:30)

あまり期待を抱かずに店内に入ってメニューを確認すると衝撃を受けました。

生さんま?!って書いてある

驚きを隠せずに店の人に聞いてみると、ありますよ!との返事でした。おなかはいっぱいでしたがせっかくなのでお刺身と炭火焼、それと瓶ビールを注文しました

 

 

 

 

 

ビールを飲みながら少し待っていると、まずは生さんまのお刺身が出てきました。かなり少量だったのですが、ニュースになるくらい不漁なのでしかたが無いです、逆にこのタイミングで生さんまにありつけたことに感謝をしていただきます

評判どおり小降りで脂はのっていませんが、新鮮でおいしかったです、釧路の食べ方で一味醤油でも味わってみました

生さんまのお刺身750円

お刺身を楽しんだ後は炭火焼も出てきました、これまたかわいいというか細い秋刀魚でしたが、感謝して味わいます

おなかがいっぱいだったので、逆に脂が乗っていない分あっさりといただく事ができました。この旅のメインイベントをコンプリート出来た事に感謝した瞬間でした

秋刀魚の炭火焼 700円

 

8月25日(日)

今日の予定は鮭番屋で朝食をとり、鳥取神社と銭湯をまわり、竹老園でそば寿司を食べて特急スーパーおおぞらで札幌に帰る予定です

まずは釧路駅前から白糠方面行きのバスに乗り鮭番屋を目指します

バスの中で1日フリー乗車券600円を購入しました、コインで今日の日付を削ります

バスに揺られて10分程度で副港入口で下車し、そこから徒歩で5分ほど歩くと鮭番屋に到着です、もうすでにたくさんの車が止まっていました

食い処鮭番屋(定休日:年末年始他 営業時間:7:30~14:00)

店内でビールと時鮭、ほたて、サンマ(新サンマではない)そしてビールを注文しました

今日は車に乗らないので朝からビールで気分良く朝食をいただきます

炭火で炙られた鮭は格別においしかったです、やはり鮭番屋というくらいなので鮭がものすごくおいしいです、釧路の朝食は鮭番屋しか考えられません

鮭番屋で満腹になった後、再びバスで釧路駅に戻り、釧路駅の北口まで徒歩で移動して阿寒バスに乗って鳥取神社へ向かいました

バスに乗って15分程度で鳥取神社に到着です、釧路駅より北西の方面にあります、どうせこっち方面に来るのであればアイスホッケーの試合とかも見たかったのですが、アイスホッケーのアジアリーグの開幕は8月31日だそうで、残念ながら今日は見ることができませんでした。

鳥取神社 御朱印300円以上

鳥取神社に参拝した後は近所にある丹頂湯という銭湯に行こうかとも思ったのですが、さすがにまだ汗もかいていないので(気温17℃)釧路駅に戻ることにしました

釧路駅に戻ってから、今度はたくぼく循環線というバスに乗り込んで釧路ラーメンを食べに行きました

釧路ラーメンでの人気店ラーメンまるひらは朝から空いているラーメン屋であっさりとした正油ラーメンですがコクのあるおいしいラーメンでした。個人的には釧路ラーメンでは一番好きな店かも

ラーメンまるひら(定休日:水 第2・4木 営業時間:9:30~17:00)

メニューは正油ラーメンと塩ラーメンのみ、大盛もできます

ラーメン(正油)700円

かなり熱めであっさりコクのあるスープの中に細くちぢれた麺と分厚めのチャーシューが2枚入っていました、ここの塩ラーメンも美味しいそうです

おいしいラーメンをいただいた後は、春採湖のほとりにある釧路市立博物館へ行ってみました。春採湖には日本古来からいるヒブナという金魚のようなフナがおり、この博物館で見ることができるそうです

470円を支払って中に入ってみました。中に入ると大きなマンモスの骨の標本が立っていました、中は釧路に生息している動物の剥製や植物、アイヌの文化、装飾品などが飾られていました。ぐる~っと散策して外に出た後に思い出したのですが、ヒブナは?どこにいたかわかりませんでした・・・

釧路市立博物館(休館日:カレンダー 営業時間:9:30~17:30)470円

博物館を出た後、散歩がてらにぐるっと春採湖を半周周り、ちょうど対岸の丘の上にある望洋湯という銭湯に行きました

望洋湯でおばあちゃんに440円を支払い200円でタオルを購入(使い捨てのシャンプーとボディーソープも付いている)しましたが、タオルは残念がなら無地でした・・・

銭湯の中はサウナもあり、薬草風呂やジェット、露天風呂もありなかなかの充実ぶりだったのですが、望洋湯というわりに露天風呂からは海も何も見えません(壁に囲まれて空しかみえない露天風呂)440円で贅沢を言ってはいけませんが

望洋湯(定休日:木 営業時間:12:00~23:00)440円 タオル200円(無地)

銭湯で汗を流した後、バスに乗って竹老園を目指そうと思ったのですが、時間を読み間違えたのか、次のバスまで40分以上待たないといけない状態で悩みながら調べて見ると竹老園まで2.2kmで30分ほど歩くと着くみたい

汗を流したばかりでしたが、気温も低く汗もかかないと判断し、徒歩で向かいました(道中で雨が降ったため、結局濡れましたが)

 

竹老園東屋総本店(定休日:火 営業時間:11:00~18:00)

竹老園ではそば寿司(茶そばとガリを細く刻んだものを海苔で巻いたもの)がすごく美味しく、いくつでも食べられそうでした

 

そば寿司 700円

店を出ると本降りとなってしまい、バスで釧路駅に戻って、帰りの特急スーパーおおぞら12号の発車時刻19:00までの1時間程度を釧路駅でぷらぷらしながら時間をつぶしました

釧路発の札幌行き最終便 19:00発のスーパーおおぞら12号、釧路に来る途中で鹿に接触したらしく、15分ほど遅れて釧路駅に到着しました

指定席の乗車率は3割ほどでしょうか、ゆったりと座ることができそうです

 

えきねっとトクだ値40で40%割引で5610円とお得、来る時のJAL もウルトラ先得で6500円と格安でしたが

おなかいっぱいのはずなのですが、特急電車に乗るのであれば駅弁を買ってしまう自分が情けない・・・駅弁の釧路漁礁はサーモンとかにのほぐし身がはいった弁当で、小ぶりでちょうどよい感じでした。おなかが空いていたらかなり美味しく頂けたと思います・・・ハイボールとちびちびやりながら楽しみました。

釧路漁礁 1050円

駅弁を食べた後、帯広を過ぎたあたりから記憶がありません、札幌についた後も寝ぼけていたのか、まったく写真も撮らずに帰宅してしまった様です、食べ疲れのとの戦いの様な今回の旅になってしまったのですが、非常に楽しく有意義な旅となりました。これから秋に向かってサンマも獲れる事だと思うので、その際は脂の乗ったサンマをたらふく頂きたいと思います。