12月になると旬を迎える大分の関さば!!高級食材ですが食べに行く計画をしていたところ友人も同行したいという事なので、今回は一人ではなく二人旅になりました
今回の交通手段ですが、いつもの新幹線ではなく以前から少し気になっていた弾丸フェリーを利用したいと思います
弾丸フェリーとは神戸港を夜出港し翌朝に大分港に到着、その日のうちに大分港を出港し翌朝に神戸港に到着するという現地0泊船中2泊のフェリーの旅で神戸から大分までの往復料金が10,000円になるというプランです
さらに+1000円するだけで姫路からの山陽電車往復とフェリーターミナルまでのバスの往復も付いてくるものすご~くお得なプランもあったのでそれを利用しました
弾丸フェリーの利用方法ですが、まず最初にさんふらわあに電話して山陽電車の弾丸ツアー希望と伝えて予約を取ります
その後に姫路駅等の主要駅の駅長室でで弾丸フェリーのチケットを購入しそのチケットをもって山陽電車、神戸フェリーバスを乗り継ぎさんふらわあに乗船するという流れになっています
まずはチケットをもって山陽電車姫路駅に到着しました、ここで付属のきっぷを使って山陽電車の直通特急に乗り阪神御影駅へ向かいます
山陽姫路駅を15:28に出発する阪神大阪梅田行きの直通特急に乗って阪神御影駅を目指します
特急電車に乗り込むと用意の良い友人がビールを差し出してきました・・・笑
平日の昼間、いや…夕方か?ビールを片手に・・・おいしいですね~
山陽電車で1時間ちょっとかかりましたが阪神御影駅に到着しました
ここからは六甲アイランドフェリーのりば行きのバスに乗りかえます、阪神御影駅から阪急御影駅、JR住吉駅、六甲ライナーのアイランド北口駅と遠回りで各駅を経由しながら向かうので無駄に30分位かかってしまうのですが、バスのチケットもセットになっていてせっかくなのでこのバスに乗ってゆっくりとフェリー乗り場へ向かいます
さんふらわあのフェリーのりばに到着したのは17:30、太陽も沈み、辺りは暗~くなってしまっていました
フェリー乗り場に到着すると今回乗船するさんふらわあが停泊しており、これから旅をする実感も湧いてきてテンションもあがります
今回乗船する船は さんふらわあ ごーるど と書いています。調べてみると全長165mもある大きな船で、中には展望風呂やレストランでのバイキングもあるみたいでかなり楽しみです
フェリーのりばに到着すると乗船手続きを行うのですが、少し混雑していて、というか一人一人の手続きに時間がかかるのですね・・・混雑という程ではないのでしょうがまあまあ待たされる事になりました(手続きが終わった後もすぐに乗船できずに待たされることになったのですけどね)
乗船券はこんな感じです、ツーリスト客室とは昔でいう2等船室?要するにザコ寝なんでが、今は昔と違って指定席となっていて、ちゃんと自分のスペースは確保されているみたいで安心です
18時ちょうどに乗船開始となりました。スタッフの方に丁寧に案内されて道に迷うことも無くチケットに記載された部屋へたどり着くことが出来ました、入口とエントランスは5階にあり私の船室も5階でした
乗船券の通り5805室にたどり着きました
各個人のエリアは少しだけカーテンで仕切られており、最低限のプライベートは守られているようです、コンセントは入り口付近に1つと、一番奥に2口コンセントが1か所のみ設置されているので、3つ口タップとかを持参した方が良いかもしれません
入口エントランスでは各施設の営業時間が掲示されており、乗船開始の時間から既にレストランと大浴場はオープンしているみたいです、まずは大浴場へ向かってさっぱりとする事にしました
大浴場(展望風呂)は6階にあります
先客はまだ1名だけでしたので広々と湯船に浸かることが出来そうです
脱衣所も広くはないものの十分なスペースがあり、ロッカーも100円を入れて施錠が出来るようになっていてセキュリティ対策もばっちりです(100円は後で戻ってきました)
浴槽の様子です、湯船はジャグジー風呂になっているようで泡がふきだしています。洗い場も多く、9か10か所くらいあって、各ブースにシャンプーとコンディショナーとボディーソープが備え付けられています、シャワーの湯量もしっかりとあって湯温についても水から熱いお湯まで調整できました
体を洗った後に湯船に入り、出港まで窓を眺めながらゆったりと入ることが出来てものすごく快適なお風呂でした
風呂から上がった後に売店に立ち寄り、記念にさんふらわあのオリジナルタオルを230円で購入してしまいました
ゆっくりとお風呂に入った後、ちょうどお腹もすいてきたので、レストランに向かい楽しみにしていたバイキング料理を楽しみたいと思います
入口でお金を払うのですが、ホームページで確認していた料金では夕食バイキングは2000円だったのですが現在はお試しスモールバイキングというものをやっていて、なんと1500円で利用することが出来るようです
レストラン入り、アルコール消毒と手袋着用をした後に、トレーをもって進みます
すると、いきなりお刺身の盛り合わせが出迎えてくれました。ぶりときびなごがどっさりと並んでいます
お試しスモールバイキングという割には豪華なメニューが並んでいるようです
お刺身の隣には「りゅうきゅう」と言って大分県の代表的な郷土料理で、大分の地元で獲れるアジやタイなどの新鮮な魚を、醤油、酒、みりん、ごま、しょうがで作るたれを和えて食べるものだそうです
その先にも大分名物である中津からあげや姫路おでんなども並んでおり、なかなか楽しいバイキングです
一番最後にフリードリンクのソフトドリンクコーナーと有料の生ビールのコーナーがあり、500円でビールを購入しましたが、生ビールは本当は冷えたジョッキで頂きたかったのですが、残念ながらプラスチックコップです・・・まあ贅沢を言っても仕方がないので、ちょっとだけ我慢をしてプラスチックコップでおいしく頂きました
お刺身やりゅうきゅう、ごはんの上にりゅきゅう乗せたりゅうきゅう丼も頂きました
その他さんふらわあカレーや鶏めし、姫路おでん、しゅうまいに焼きそばなどもたらふく頂き、おなか一杯になりました
20:00頃には明石海峡大橋をくぐりました、イルミネーションがキレイで船旅を実感できる瞬間ですね、ちなみに瀬戸大橋は23:30頃に・・・しまなみ海道(来島大橋?)は深夜1:30でもまだくぐっていません、調べてみると2:00頃だそうな・・・無理です
明石海峡も見ることが出来て再びレストランで食事を頂きました
食べてはいないのですが、ケーキやフルーツ、アイスクリームなどのスイーツも充実している様でした
レストランは21:00に閉店になり、閉店後はフリースペースとして開放されます。レストランの中のロックアイスも自動で出てくる機械もあるので、ハイボールやチューハイとコップさえあればロックアイスを入れて美味しく頂く事ができます、私は友人とハイボール、日本酒とミックスナッツなどで夜遅くまで酒を飲みながら夜更けまで楽しみました
夜も更けて1:30をまわると既に酔っ払ってしまってしまい、眠くなったのでようやく重い腰を上げて部屋に戻り就寝することにしました
部屋に戻ると、先に寝ている同室の方のイビキなどが賑やかで、気になる事もありましたが酔いの力も借りて、なんとか朝まで眠れました
朝は5:00から大浴場、5:30からはレストランがオープンしています、レストランではバイキング形式の朝食モーニングが620円でいただく事ができます
こんなに安くて大丈夫なのでしょうか?
朝食は一般的なパンやごはん等がありますが、一般的なホテルの朝食バイキングに比べると品数は少なめかもしれませんが、ごはんや納豆、ソーセージや焼鯖、サラダ、パンなどちゃんとあります、ソフトドリンクも飲み放題なのでやはり620円は安すぎると思います
欲を言えば生卵があればカンペキでしたね
レストランは思ったよりも空いていました。入港が6:20なのであまり時間がないので、ゆっくりとする時間はないのですが、それでも十分においしく頂く事ができました
大分港には大分駅行きのバスが待機していましたが、私たちは別府方面に行く為、最寄りの西大分駅まで約10分位歩くことにしました
西大分駅はレトロなたたずまいで、無人駅となっていましたが、ホーム入口にICカードをかざす場所があり、それで対応できるようです
しばらくすると中津行きの普通電車がやってきました
15分ほどなのですが、この電車にのって別府へ向かいます
車内は通勤通学の乗客が多く乗っていて、座席に座ることは出来ませんでした
別府駅に到着しました
別府駅の駅前には大分では有名な油屋熊八さんの銅像があります。
油屋熊八さんとは別府観光の父と呼ばれている人で、別府駅前にある亀の井ホテルや市内を走っている亀の井バスなどで有名な亀の井グループの創業者です
熊八さんはラグビーのワールドカップの時にはジャージ姿だったのですが、今回はサンタの格好でお出迎えをしてくれていました
別府駅前の油屋熊八像別府駅西口のバス停から出発するバスに乗り込み、里の駅かんなわにある蒸de喜屋というお店に行き、朝食の地獄蒸し料理を食べたいと思います(たしかフェリーでも朝食を食べたような・・・)
里の駅かんなわにある蒸de喜屋に到着しました、前もって調べていたので8:00からオープンと思っていたのですが・・・物販が8:00からでレストランは9:00からオープンだそうです
やらかしたーと思ったのですが、まあしょうがないですね、運よくお向かいの温泉施設が朝から営業もやっていたので、そこで1時間ほど時間をつぶす事にしました
今回この夢たまて筥という温泉に入ることになってしまったのですが、この施設は入浴料580円でサウナはあるは箱蒸風呂や露天風呂、打たせ湯やヒノキ風呂、水風呂も冷たくてほぼ完ぺきでした!おすすめです!!
温泉やサウナにも入って気持ち良くなったところで、ようやく9:00を迎え、オープンしたての蒸de喜屋のレストランに入ることが出来ました
店の中には地獄釡がありました。そこから絶えず湯気が立ち上っています
釡代500円と食材を選んでお金を支払うと、食材を地獄釡で蒸す作業はお店のスタッフがやってくれるので安心です
地獄蒸し料理とは食材をざるにのせ「地獄蒸し釜」と呼ばれる約100度の蒸気が噴き出す釜の中に入れて蓋をするだけなんだそうですが、塩分を含む温泉蒸気で一気に蒸すため、食材本来の旨味が閉じ込められるそうなんです
出来上がるまでが待ち遠しいです(15分ほどでしたが・・・)
いよいよ蒸しあがったお料理を頂きます
地獄釜付近においてあるポン酢も数種類から選ぶことが出来ます。今回私たちは、かぼすのポン酢を選びました、香り高く酸っぱすぎない非常においしいポン酢でした
おいしい地獄蒸し料理を頂いた後は少しばかり観光をします。これからバスに乗ってあの有名な血の池地獄を目指すのですが別府はさすがですね!あっちこっちから湯けむりが立ち上っていて別府に来たことを実感することが出来ます
鉄輪からバスで5分で血の池地獄に到着しました
血の池地獄のHPによると、ここは日本で一番古い天然の地獄なんだそうで、赤い熱泥の池というか温泉みたいです。鉄泉なんでしょうか?酸化鉄や酸化マグネシウムなどを含んだ赤い熱泥が堆積して池一面が赤く染まっているみたいです
血の池地獄にはゆで卵?温泉卵??が売っていたので買ってみる事にしました、やったらと推してくるかぼすの万能調味料でお召し上がりくださいと言ってきます
ゆで卵にかけて食べてみましたが、確かに旨い!笑
策略に乗せられて思わずかぼすの万能調味料を購入してしまいました(おすすめです!)
血の池地獄も堪能した後、今日は朝からず~っと食べ続けているのですが、今回の旅のメインイベントである関さばのお店にやって来ました。
今回関さばを頂くお店は亀川駅の近くにある亀川マリーナテラスの中にある関あじ関さばの郷佐賀関食堂というお店で頂きます。楽しみです
佐賀関食堂はまだ新しいのかすごくキレイなレストランでした。ここは平日にもかかわらず大勢のお客さんが来店しており、スタッフの方も丁寧で人気店のようです
今回頂く関さばという魚は、大分県と愛媛県の間にある豊予海峡で漁獲され、大分県の佐賀関で水揚げされた鯖の事を言います。漁場である豊予海峡は、水温の変化が少なく餌となるプランクトンが豊富なんだそうで、潮流も速いのでこの海域で生育するサバは肥育がよく身が締まっているのだそうです
店に到着して早速ビールと関さばの姿造りを注文すると、お店のスタッフが関あじもありますよ!!というので、じゃあそれもお願いしますと気前よく注文しました
しばらくして運ばれてきた関さばと関あじのみなさんです!キラッキラに輝いていますね!!早く食べたい気持ちを抑えながら写真をとり、ビールで乾杯をして、落ち着いてから頂きました
間違いないですね!ゴリゴリというか身が締まっており、かつ脂ものっています!うまい魚にはやっぱり日本酒でしょ!!と、友人と意気投合し西の関手作り純米というお酒を注文しました
関あじも同じく身が締まっており笑いが止まらないくらいに美味しく頂戴いたしました
関さばと関あじの食事を満喫した後は、またまた風呂に入ります(今回は延々と風呂と食事の無限ループですね・・・笑)
別府海浜砂湯は佐賀関食堂からバスに乗ってすぐのところにある別府国際観光港の隣で、緑に囲まれた上人ヶ浜公園の一角にあります
ここに別府市が昭和61年から始めた市営の海浜砂湯で、1度に約10名が入浴できます。温泉熱で温められた砂の中に全身を埋めると心も体もリフレッシュで出来るそうです
建物に入ってすぐに入浴料を支払い、浴衣に着替えて待機すると、お母さんから砂の上に寝っ転がってくださいと指示をされます、スマホを渡して写真を撮ってくださいと依頼してから、言われるままに寝っ転がると砂で埋められます。意外と砂は重たいな~と思っているうちにぽかぽかと温かく気持ちが良い・・・お腹がいっぱいなのも手伝って、すぐに記憶が無くなってしまいました・・・笑
砂をかぶせてくれたお母さんに起こされて、いつの間にか落ちていた自分にびっくりしました
砂風呂から出ると、内風呂に行って浴衣を脱いで砂を落として湯船に浸かってはい終了!良い体験ができました
砂湯を済ませた後はバスに乗って別府の駅前の居酒屋やスーパーマーケットをまわる予定です
しか〜し!バスに乗って気持ちよかったのか・・・友人と共にウトウトとしている間に別府駅を通り過ぎて終点の大分駅に到着してしまいました(-_-;)
別府駅のコインロッカーにかばんなどを入れているので、再び別府駅に向かうのですが・・・次の電車は17:55発・・・時間がもったいないので、特急電車に乗ることにしました
16:44発の特急青いソニック46号に乗ります、特急料金も500円で済むので助かりました
10分程の乗車でしたが、別府湾を眺めながらの旅は快適でした。500円分を満喫することが出来ました
別府ではとり天など行きたいお店が2つ3つあったのですが、自業自得ではありますが、思わぬ時間のロスがあった為に近くの良さそげな居酒屋に入店しました
ここで大分名物のとり天を頂きます、全然お腹が空いていないので他の物を注文する気になれない、麦焼酎ととり天を美味しくいただきました
麦焼酎ととり天をサクッと頂き、帰りのフェリーに乗るために別府駅から普通電車で西大分駅へ向かいます
西大分駅に到着し、10分歩いてフェリー乗り場に戻ってきました
帰りの乗船手続きをすませて、さんふらわあに乗船するのですが、お腹がいっぱい・・・またお風呂に入ってバイキング・・・いけるかな?
今回予約時にわかっていたのですが、帰りの便はツーリストルームに空きがなく、仕方なくプライベートベッドにアップグレードして予約をしていました
プライベートベッドはカプセルホテルみたいな感じですね、テレビもありコンセントもあるので快適に過ごせそうです
部屋に入り荷物を置いて準備をしてから、まずはお腹を空かせる為に風呂に行き、しっかりと温まってから食事に行くことにしました
温まった後はレストランへ向かいます、夕食はまたバイキング1500円です…笑
お腹はあまり減っていませんが、食い意地が張ってしまって・・・いろいろ取ってしまうんですよね・・・刺身にりゅうきゅう、シュウマイにローストビーフ、とりてんとミンチかつなど、おなかいっぱいじゃなかったっけ?おかげで食事後にお酒をほとんど飲むことができなくなってしまい・・・部屋に戻ったらすぐに寝落ちしてしまいました・・・
目が覚めて時計を確認すると4時・・・昨日の晩に早く寝すぎたようです、5時頃から船内をブラブラ歩いて、5時すぎから朝風呂に入りました。今日は先客が2名いるだけで広々と入ることが出来ました
お風呂に入った後はちゃっかりレストランに行き、モーニングをいただきます
朝カレーやちりめん大根おろし、焼さばにベーコンスクランブルエッグとパン・・・洋食も和食もなくパンとご飯がごっちゃごちゃになってしまいましたが、すべて美味しくちゃんといただく事ができました
締めにコーヒーをのんでゆったりとくつろいで気持ちよく下船することができました
フェリー乗り場にはバスが待機しています
フェリー乗り場からアイランド北口までは無料区間となっているみたいで、その後の区間は有料だそうです
阪神御影駅までは有料区間となるのですが、私たちが持っている山陽バスのチケットに帰りのバスチケットも入っているので、お得に乗ることができました
阪神御影駅から姫路までは山陽電車の直通特急に乗ったのですが、すぐに寝落ちてしまい電車に乗っている記憶がほとんどありませんでした・・・笑
自宅に戻りました。今回のお土産を確認してみましょう
まあ現地では日帰りなので、あまり買っていませんが、スーパーで購入しただんご汁(149円)と日田やきそば(321円)、血の池地獄で購入したかぼすの万能調味料(648 円)、さんふらわあの中で購入した、かぼす八味(540円)と、さんふらわあの旅(クッキー680円)です、さんうらわあの旅のクッキーの入れ物がさんふらわあの形になっていて、思わず衝動買いをしてしまっています だんご汁は大分のものと思って買ったのですが阿蘇のだんご汁と書いていました…笑 くまもんもいるし!
すこし慌ただしかった弾丸フェリーツアーでしたが、美味しいものもたくさん食べて飲んで!温泉にも入れて大満足な旅になりました
友人ももう一度大分に行きたいと言っている位なので、満足してくれたのでしょう
次回は弾丸ツアーではなく、ゆったりと現地をまわりたいと思いました