旅行記

富山で特急ワイドビューひだと西町大喜で富山ブラック

2019年7月13日からの3連休にて名古屋から富山県へ北上し、富山県の立山の山頂にある雄山神社を参拝、富山市内で富山ブラックを食べ宇奈月温泉へ入る、連休後半は金沢へ行き、寿司を食べて能登半島の和倉温泉へ行くという計画を立てました

今回の計画のメインとなるきっぷがこちら、北陸観光フリーきっぷと言いまして、名古屋市内から行きは特急ワイドビューひだ(指定席)にのって富山へ行き、富山や金沢の自由周遊区間では特急の自由席乗り放題(新幹線含む)帰りは特急しらさぎ(指定席)に乗って帰ると言うもので4日間有効で15,930円と少々値が張るきっぷですが、お得と言うことで利用してみる事にしました。しかし、まずここで最初の問題点が発生しています。下記の写真の北陸観光フリーきっぷは北海道では入手不可能であり、北海道出発時は下記のきっぷも持っておらず、指定席も確保出来ていない状況でのスタートとなってしまいました。

北陸観光フリーきっぷ(注意点は行きに高山経由の特急ワイドビューひだ等を使えば、帰りは米原経由の特急しらさぎ等を使わなければならない、その逆も可)

7月12日(金)

数々の問題点を抱えながらも、まずは新千歳空港から中部国際空港へスカイマークを利用します。

ここでも少々の問題点が発生しています。中部国際空港への出発時刻が21:25となっています、到着予定時刻は23:15です、名鉄の名古屋方面の最終電車の出発時刻が23:31であり、16分しかありません、現在確保出来ている座席が飛行機の真ん中あたりで、間に合わない可能性がありましたので、当日新千歳空港にて1000円で販売されるフォアードシートという最前列の座席を確保することが必須となってしまいました。

なんとか確保できたフォアードシートのチケット(2Hとなっていますが、最前列の窓側)

無事にフォアードシートを確保することが出来て一安心したので、新千歳空港で一杯やります、今回は店前のメニューでザンギやおつまみと生ビールがセットで1390円と書いてあったユックという店に入店しました。

郷土料理ユック(定休日:無 営業時間 10:00~20:30)
酒肴(しゅこう)セット1390円(税込み)

ほろ酔い気分で保安検査場を通過し、18番ゲート前で待機します

18番ゲートは新千歳空港の端っこの方です

新千歳空港を離陸した後は飛行機内でハイボールを注文し、飲み干した後はぐっすりと眠っていました。

中部国際空港への到着が10分位早かった事と、フォアードシートのおかげで、余裕を持って駅に到着しました。(中部国際空港でも端っこの方だったので、少々時間はかかりましたが・・・)

中部国際空港のホームに約10分前に到着
名古屋方面への最終電車、特急岐阜行きに乗込みました

名古屋駅に到着したのは0時をまわっていましたので、すぐにインターネットカフェへ直行して就寝しました

7月13日(土)

朝7時頃に北陸観光フリーきっぷを買う為に名古屋駅へ向かいました

天気はどんよりとしており、ちょっと蒸し暑い名古屋の朝

名古屋駅へ到着後、すんなりと北陸観光フリーきっぷを購入することが出来て、行きと帰りの指定席も窓側を確保する事ができました

計画通りで 行きはワイドビューひだ 名古屋8:43→富山12:30 帰りは金沢18:53→名古屋21:54

8時過ぎまで駅弁などを見ながらブラブラしていましたが、名古屋駅は流石にすごい人でした。もともとの人口が多い上に観光客もかなりいる様子でした。登山の格好をした人も多く見受けられました。

JR名古屋駅ホーム
出発の約10分前位にホームに上がるとすぐに特急ワイドビューひだが入ってきました

名古屋駅のホームできしめんを食べようかどうかと迷ったのですが、みそかつ弁当も買ったので、我慢しました

残念なことにスケジュールの関係で、富山に到着後に運転する予定があったので、酒類は一切購入していません

だるまのみそかつえびヒレ重 930円
中は味噌味のエビフライと少々のとんかつ

ワイドビューひだの搭乗率は60%位でしょうか、思ったよりもお客さんが多かったと思います。これから4時間弱も酒も飲まずに耐えられるのでしょうか・・・修行のようです

山間を縫って走る為、飛騨川があっち行ったりこっち来たりと景色はよい感じですが、天気はいまいち
ワイドビューと言うだけあって窓は大きく、床が一段高くなっていました

酒を飲まずに延々と電車に乗り、しかも高山からは大量の外国人観光客が乗込んできた為、満席となってしまいました。

富山駅に到着、思った以上に観光客がたくさんいました

富山駅前に出てみると、さすが新幹線の駅で立派!しかもその駅の下に市電が入り込んでいました

ちょうど新幹線とやま駅の真下に市電の駅が入り込んでいます

富山駅からはタイムズカーシェアで日石寺へ向かいます、日石寺ではケンミンショーで放送されていた、そうめんを食べる予定です

今回の車はソリオ

富山駅から日石寺へ向かいます、富山の町の車はゆったりと走るイメージですね

40分程走ると、大岩山日石寺へ到着しました。参拝客もそこそこいる様子で、地元の人と観光客が入り混じっている様子、ほとんどの人はそうめん目当てなのでしょうか?ほぼすべての人が数件あるそうめん屋さんに入って行きます

御朱印300円
旅館だんごや(定休日:不定 営業時間 12:00頃~ ?)

ソーメン500円とソーメン(大)600円があり、悩みましたが普通の500円を注文しました。周りのお客さんほぼ100%ソーメンです。注文後5分位でソーメンが到着、あっさり出汁のきいたソーメンの上におろし生姜がのっていて、さっぱりとおいしいソーメンを頂きました

ソーメン 500円

ソーメンを食べた後、岩峅寺(いわくらじ)にある雄山神社の前立社へ向かいます、雄山神社は立山の山麓に前立社と中宮祈願殿があり、立山の山頂に峰本社があります。明日峰本社へ登山するので、今日は前立社と中宮祈願殿へ安全祈願と言うことで参拝します

雄山神社 前立社へ到着しました。何か鳥肌が立つような良い雰囲気の神社です、ちょっと涼しくて気持ちも良かったです

雄山神社 前立社 御朱印 300円

前立社を出発し車で15分ほど走ると中宮祈願殿へ到着しました。ここの祈願殿で御朱印を頂いている時に説明をして頂いたのですが、中宮祈願殿は立山大宮と立山若宮の二柱をおまつりしており、しっかりと参拝をして欲しいとの事。こちらも安全祈願なので、しっかりとお参りをさせて頂きました

雄山神社 芦峅中宮祈願殿
左側が中宮祈願殿の御朱印 300円

雄山神社を参拝した後は富山市内へ戻り、レンタカーを返却して本日の宿の富山マンテンホテルへチェックインしました

富山マンテンホテル 最上階に大浴場やサウナもあり快適

ホテルのチェックインを済ませ、富山市内の街中へ向かいます

まずはお目当ての富山ブラックラーメンを食べる為に西町にある大喜へ向かいました

西町大喜 西町本店(定休日:水 営業時間11:00~20:00)
中華蕎麦(並)750円 ライス 160円

富山ブラックを初めて食べましたが、予想を超えて醤油が濃く塩っ辛いイメージでしたが、ライスと一緒で調度良い、むしろライスがちょっと少なかったでしょうか、チャーシューもゴロゴロ入っていてボリュームは十分ありました

西町大喜さんでお腹一杯になった後、意外に蒸し暑い富山の町と富山ブラックを食べた後に汗をかいてしまった為に近くの銭湯へ行ってみました

古宮鉱泉 (定休日:水 営業時間 14:00~23:00)420円 販売タオル無(レンタル無料)

銭湯ではサウナは無かったものの湯船のお湯は熱めでした。皮膚が真っ赤になるくらいでした。銭湯でさっぱりした後は街中を散歩していると富山城がありました

ぱっと見はこじんまりとしたお城なのかと思っていましたが、城内はしっかりと整備をされており、おもった以上に立派です、あいにく営業時間外だったので中には入れなかったのですが機会があれば入ってみたいと思いました

富山城(定休日:年末年始 営業時間:9:00~17:00)210円
城内にあったユニークな立て看板

富山市内を散策後、おなかはあまり減っていないのですが、のどが渇いたのでホテルの近所の居酒屋に入りました

結粋 (定休日:日 営業時間:17:00~翌1:00)

ここではおいしい刺身と日本酒でひとりしっぽりと呑んでいました

刺身盛り合わせ 1600円位だったような・・・記憶が定かではありません

7月14日(日)

朝4:30に目覚めて外をみると空はどんより、地面は濡れていました・・・幸いにも雨は上がっていましたが、登山するには微妙な天気した

早朝の富山駅前・・・夜中に雨が降ったのか、路面は濡れています

富山地鉄の電鉄富山駅に到着すると、1日乗車券2500円を購入しました。今日は富山から立山へ行き、帰りに立山から宇奈月温泉に寄って富山に戻ってくる予定です

朝5:25発の快速急行立山行きへ乗車します

早朝にホームに入ってきた快速急行の立山行きに乗込みますが、他の乗客はみな登山のスタイルでした思った以上に乗車率は高いです、3連休だからでしょうか?

なんとも言えないレトロな車両

早朝だったので電車の中で寝たり起きたりの繰り返しです、眠たい・・・

途中の景色の良いポイントでは徐行運転をしてくれます
本日購入した1日フリーきっぷ、市電にも使えるので便利

終点の立山駅に到着すると、ケーブルカーのりばのチケット売り場に長蛇の列が出来ています。駐車場にもたくさんの車があったので、車で来ている人も多数いる様子でした

全員登山のかっこをしています、外国人の方も多数いらっしゃいました
立山駅からケーブルカーと高原バスの往復チケット4310円 高い!

立山ケーブルカーのりばにも多数の人がいました。きっぷを購入した時点で7:10のケーブルカーに乗ってくださいとの事、始発の7:00発には乗ることが出来ませんでした

駅の構内のあっちこっちにツバメの巣がありまるで団地の様、たくさんの親鳥が忙しそうにえさを運んで賑わっていました

たくさんのツバメの巣があり、始発を待つお客さんはそれを見守っていました。

 

7:10発の満席のケーブルカーに乗込み約7分間で美女平駅へ到着、天気は悪いです

かなりの急勾配を登るケーブルカー

ケーブルカーの美女平駅から室堂まではこれまた臨時便のバスに乗り約50分間乗車します、途中で観光案内の音声が流れてそこそこ楽しめましたが、途中からは霧で景色は見えなくなりました

バスも満席ですが、補助イスは使用していません
称名滝(しょうみょうだき)は落差350mのすごい滝なんだそうです

約50分間バスに揺られてやっとの事で室堂駅に到着しました、ここから黒部ダムへ向かう人と登山で立山山頂方面に向かう人が分かれます、室堂は霧でなにも見えない状態ですが、かなりの人数が登山する様子です、僕も室堂駅で入山届けに目的地の雄山と記入して提出すると、受け取ったおじさんは雄山は浮き石とかが多いので落石とかにも気をつけて怪我をしないようにと言われました

霧でなにも見えなくて、うっすら霧雨も降っていました

スタート地点で立山玉殿の湧水をすこし飲み気合を入れます。霧雨が降っており、雨合羽等を着る人もいましたが、とりあえずウィンドブレーカーで登山をスタートしました

湧水をペットボトルに入れる人もいました
とりあえず、前の人について行きます
途中に雪渓を横断する箇所が何箇所もありました
7月だというのにまだまだ雪渓が多く残っています、今日の気温は8℃でした

約1時間ほど歩くと中間地点である一ノ越へ到着、ここまでは楽な道のりでした。思ったよりも早くついてビックリしました

ここまではハイキングコースのようにそこそこ整備された道でした

一ノ越までが、思いのほか楽だったので油断してしまいました。

 

一ノ越を越えると急に勾配がきつくなり、岩も大きなものや浮いた石もゴロゴロとして歩きにくく、両手を使いながら登る箇所も多くありました。

又、空気も薄くなってきたのか、すぐに息があがり、油断するとクラクラ~っとしてきます、途中で休憩している年配のおじさんから、息を吸うのではなく、一生懸命息をはくんだよとアドバイスを頂きました

 

 

 

 

 

 

一ノ越から1時間ほどゼイゼイいいながら登り、やっとの事で頂上に到着しました、この旅のメインの目的である立山頂上の雄山神社の峰本社に到着しました

霧でな~んにも見えません!!

霧で景色が皆無ですが、みな楽しそうに記念写真を撮っていました

頂上の社務所で500円を納めて御朱印を頂き、その後さらに登拝料の500円を支払い一番頂上の社でご祈祷を受けました

御朱印 500円
頂上にてご祈祷を受けました
ご祈祷後にお神酒を頂戴しました

頂上でご祈祷を済ませた後は、気をつけながら下山しますが、ここで雨が激しくなってきたので、雨合羽を着用して下山しました

途中の一ノ越までは下山するのがきつかったのですが、その後は楽勝でした

下山の途中でみくりが池温泉へ寄り道をし、温泉に入ります

みくりが池温泉(定休日:冬季休業 営業時間:9:00~16:00)700円
販売タオル300円 なんと印刷ではなく刺繍!!
みくりが池は天気がよければこんなすばらしい景色だそうです(涙)

また調子に乗ってみくりが池温泉にゆっくりつかった為、湯あたりというか、のぼせてしまいました・・・またここも強酸性なのでしょうか・・・立ち上がるとクラクラ~っと貧血状態になり、動けるようになるまで何度も休憩をする羽目になってしまいました

途中の高原バスとケーブルカーは満席のうえ、貧血とのたたかいで写真どころではありませんでした

帰りの特急立山

とりあえず電鉄富山駅まで戻ってくることが出来ました、予定ではこの後に富山地鉄にのって宇奈月温泉へ行こうと思っていたのですが、体調不良のために中止にしました。体が一番大切なので、勇気ある撤退です(また湯あたりしそうで怖かっただけですが)

しょうがないので寿司で一杯やりながら体調を整えます

廻転とやま鮨 富山駅前店(定休日:無 営業時間11:30~21:00 ※金・土・祝前日は11:30~23:00)
お造り盛合わせ

すし屋で調子が出てきたのか、立山という冷酒を呑みながら刺身つまみ、となりに座った一人旅風のおじさん(東京から車に自転車を積んで旅をしており、湖などを自転車で1周したりして旅をしているらしい)に話しかけ、意気投合し、一緒に呑んでいました。

明日の金沢方面の旅行記につづく